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スマホアプリ納付

国税庁は10月21日、新たなキャッシュレス納付手段として「スマホアプリ納付」を今年12月1日から開始すると公表した。いわゆるPayPayやLINE Payなど一定のキャッシュレス決済アプリを通じて対象税額が納付できるようになる。利用機会が増えつつあるアプリを納付手段に取り込むことで、より納税者の利便性の向上に努めていく。

https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/smartphone_nofu/index.htm

スマホアプリ納付では、納税者はあらかじめスマートフォンに対象のキャッシュレス決済アプリをダウンロードし、納付金額を銀行口座等からアプリ内の専用口座にチャージ(入金)しておく必要がある。納付手続の際に決済専用画面から利用するアプリを選び、必要に応じて納付情報を入力することで、同アプリ内の残高から対象税額が引き落とされる。対象となるアプリは6種類(PayPay、d払い、au PAY、LINE Pay、メルペイ、Amazon Pay)。

スマホアプリ納付の利用は、①スマートフォンのみを利用する場合(申告手続・納付手続を同時に行う場合又は納付手続のみを行う場合)、②パソコンとスマートフォンを併用する場合、の2パターンがある。例えば、①スマートフォンのみを利用して申告手続・納付手続を同時に行う場合、納税者はまず、スマートフォンからe-Taxにログインし、申告手続を済ませる。納付手続へ進むと、申告情報は自動的に引き継がれているため、納付情報を入力せず、納税者が選んだアプリ上で、手続を済ますことで納付が完了する。

決済専用画面では、納付すべき対象税額の情報(課税時期、年分、納税額など)が表示される。対象は国税の全ての税目(領収証書を必要とするものを除く)で、納付可能な金額は30万円以下(通規2①三)。納付手続完了後、同画面で納付内容を確認できるほか、メールアドレスを登録することで納付手続完了のメールを受信することもできる。納付手続のみを行う場合は、納付書を用意して納税者自身が正確に情報を入力する必要がある。

 

高澤

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