〜所長の挨拶〜
卒業式も終わり桜の季節になりました。
桜の季節といえば入学式ですね。私事ですがやっと末っ子の長男が今年小学校に入学します。これで少しは楽になりますかね。
さて税理士事務所最大のイベントでもある確定申告も3月16日に無事に終わりました。これも偏にお客様のご協力のおかげと感謝申し上げます。
今年は約700名余のお客様の確定申告をしました。電子申告を強化したので印鑑探しや書類のセット等の時間が省略されたと思います。電子申告100%とは行きませんでしたが、来年は90%を越える電子申告を実施して、確定申告のお客様も一人当たり40件、合計800件を目標にしたいと思っております。
確定申告時期の私の炊き出しですが、ブログを見ていただいたお客様はご存知だと思いますが、今年は3回にもなりました。3月6日ネギマ(ねぎとマグロ鍋)・12日味噌煮込みうどん・14日牛丼を作りました。今までは毎年恒例の所長炊き出しはカレーでしたが、今年みたいにカレー以外を3回も作ると、今度は何を作ると所員が喜ぶかなと楽しくなった自分を思い出しました。来年も鍋をつつきあって確定申告を乗り切りたいと思います。
一方、確定申告期間中でしたが3件の税務調査の立会いがありました。税務調査を延期すると確定申告後に日程が集中して一段と日程調整が苦しくなると思い、あえて確定申告で忙しい所員を除いて私一人で調査の立会を実行しました。確定申告期間中の前半は私は暇ですので、例年はお客様回りをしています。今年は税務調査を受けることで確定申告で負担を掛けている所員の労を考え、又、確定申告後に税務調査を受けると監査に行けなかったお客様に迷惑をお掛けする事になると思い、あえて早い時期の調査を受けました。でも、税務調査の予約はまだまだ入って確定申告後3件の予約があり、確定申告翌日にも、1件予約が入りました。このように不況の中でも去年まで利益を上げた業種等の税務調査は確実に増加していくものと思われます。
5月までは税務調査が入ると思いますので当事務所の担当者に確認しながら対策をお考え下さい。
今年度は衆議院選挙は確実に実施されると思います。金融不安による経済不況は続いておりますが、不況と言わずお客様自身が元氣で不況を吹き飛ばして会社経営を是非実行してください。
最後になりましたが、4月22日(水)に山下会ゴルフコンペを予定しております。豪快ショットで不況を打破してください。ご参加お待ちしております。
平成21年度税制改正
平成20年12月12日、平成21年度自由民主党の税制改正大綱が発表されました。減税規模1.8兆円をほこる近年稀にみる大幅な政策減税措置が創設されています。 大綱レベルですとまだ不明瞭な部分が多く、政治的に微妙な問題もありますが、取り急ぎ速報いたします。
1.法人関係税制
- 中小企業に対する軽減税率の時限的引下げ 中小法人等の平成21年4月1日から平成23年3月31日までの間に終了する各事業年度の所得の金額のうち、年800万円以下の金額に対する法人税の軽減税率を22%から18%に引き下げる。
- 中小企業の欠損金の繰戻し還付の復活 中小法人等の平成21年2月1日以後に終了する各事業年度において生じた欠損金額については、欠損金の繰戻しによる還付制度の適用ができることとする。
- 外国子会社配当益金不算入制度の創設内国法人の平成21年4,月1日以後に開始する事業年度において受ける外国子会社からの配当額について、間接外国税額控除制度を廃止(所要の経過措置を講じる)し、内国法人が外国子会社から受ける配当等の額について、その内国法人の各事業年度の所得金額の計算上、益金の額に算入しないこととする制度を創設する。
- 棚卸資産の評価 所要の経過措置を講じたうえ、選定できる評価の方法から、後入れ先出し法及び単純平均法を除外する
2.相続税関係税制
- 取引相場のない株式等に係る相続税の納税猶予制度等の創設経営承継相続人が、相続等により、一定の非上場会社の議決権株式等を取得した場合には、その経営承継相続人が納付すべき相続税額のうち、その議決権株式等 (相続開始前から既に保有していた議決権株式等を含めて、その発行済議決権株式等の総数等の3分の2に達するまでの部分に限る)に係る課税価格の80%に対応する相続税の納税を猶予することとする。
- 取引相場のない株式等に係る贈与税の納税猶予制度等の創設後継者が、一定の非上場会社を経営していた親族から、贈与によりその保有株式等の全部(贈与前から既に後継者が保有していたものを含めて、発行済議決権株式等の総数等の3分の2に達するまでの部分を上限とする)を取得した場合には、その株式等の贈与に係る贈与税の全額の納税を猶予することとする。
- 農地等に係る相続税の納税猶予等について、一定の農地の貸付についても適用対象にするなどの見直しが行われた。
3.所得税関係税制
- 金融・証券税制
- 平成21年1月1日から平成23年12月31日までの間の上場株式等の配当所得及び譲渡所得等に対する税率を10%軽減税率(所得税7%、住民税3%)とする。結果として、現行制度が延長されることとなる。
- 現行の生命保険料控除のうち、介護保障又は医療保障を内容とする主契約又は特約に係る保険料等について、現行の一般生命保険料控除と別枠で、4万円の所得控除を創設する。なお、一般生命保険料控除及び個人年金保険料控除の適用限度額を、現行の5万円から4万円とする。なお、新制度は平成24年分以後の所得税について適用する。
- 住宅・土地関連
- 住宅ローン減税につき、平成21年から平成25年までの間に居住の用に供した場合には、控除期間は10年とし、控除額の総額は500万円(認定長期優良住宅は600万円)とする大幅な拡充が行われた。
- 居住者が、認定長期優良住宅の取得又は一定の省エネ改修工事を行った場合には、一定の支出額の10%(一定の限度額あり)の税額控除を認める。
- 個人及び法人が、平成21年1月1日から平成22年12月31日までの間に取得した国内にある土地等で、所有期間が5年を超えるものの譲渡をした場合には、譲渡所得の金額から1,000万円を控除する。
- 事業者が、平成21年1月1日から平成22年12月31日までの間に国内にある土地等の取得をし、取得後10年以内に、その事業者の所有する他の土地等の譲渡をした時は、その先行した土地等について、他の土地等の譲渡益の80%相当額(先行取得をした土地等が平成22年中に取得をしたものである場合には、 60%相当額)を限度として、圧縮記帳ができるものとする。
中小企業定年引上奨励金の支給(定年65歳以上)
- 受給できる事業主
- 次のイからニのいずれにも該当する事業主に対して支給されます。
- 雇用保険の適用事業の事業主であり、定年や継続雇用制度の年齢の引上げを実施した日において中小企業(常用被保険者の数が300人以下の事業主)であること。
- 実施日から起算して1年前の日から当該実施日までの期間に60歳以上の定年を定めていること、及び63歳以上の定年か継続雇用制度(基準を定めた継続雇用制度でもよい)を定めていること。
- 事業主が、平成20年4月1日以降、就業規則等により65歳以上への定年の引上げ、希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入、定年の定めの廃止いずれかを実施したこと。尚、当該措置は平成9年4月1日以降において就業規則等により定められていた旧定年年齢・旧継続雇用年齢を超えるものであること。
- 中小企業定年引上げ等奨励金の申請日の前日において、1年以上継続して雇用されている60歳以上の常用被保険者が1人以上いること。(65歳に達した日以後に新たに雇用された方は、原則として被保険者とはなりません。)
- 受給できる額 中小企業定年引上げ等奨励金は、実施した制度の種類とその制度を実施した日における企業規模(常用被保険者の数)に応じて、次の表に定める額を支給します
- 60歳以上65歳未満の定年を定めている事業主
企業規模 |
支給金額(万円) |
?65歳以上70歳未満までの定年の引上げ |
?70歳以上までの定年の引上げ又は定年の定めの廃止 |
?希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入 |
?65歳以上70歳未満の定年引上げと希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度を併せて実施 |
1〜9人 |
40 |
80 |
40(20) |
60 |
10〜99人 |
60 |
120 |
60(30) |
90 |
100〜300人 |
80 |
160 |
80(40) |
120 |
?の( )内はすでに65歳以上70歳未満の継続雇用制度導入があった場合の額
- 65歳以上70歳未満の定年を定めている事業主
企業規模 |
支給金額(万円) |
?70歳以上までの定年の定年の引上げ又は定年の定めの廃止 |
?希望者全員対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入 |
1〜9人 |
40 |
20 |
10〜99人 |
60 |
30 |
100〜300人 |
80 |
40 |
新人紹介!
1月5日より山下事務所に新しい所員2名を迎えました!
伊藤 大義(いとう たいぎ)
「生年月日」 1972年6月30日
「血液型」 AB型
「星座」 蟹座
「特技」 スポーツ観戦・散歩
「一言」
はじめまして、この1月からお世話になります。 この度、ご縁がありまして、山下事務所に勤務することになりました。 専門的能力の習得と維持に努め、有効適切、かつ公正な判断力を備え、 お客様に信頼される所員を目指して参る所存です。 よろしくお願い申し上げます。
柳下 稔人(やぎした なるひと)
「生年月日」 1981年1月19日
「血液型」 O型
「星座」 山羊座
「趣味」 読書、ドライブ
「一言」
はじめまして、1月からお世話になります。 この度、ご縁がありまして、山下事務所で会計事務所職員としての第一歩を踏み出すことが出来ました。みなさまに信頼される職員となるために、日々の研鑚に努め、迅速で正確な対応を心掛けて精進していく所存でおります。未熟者ではございますが、宜しくお願い致します。